FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

立命館大学にて

立命館大学で文部科学省私立大学戦略的研究所究基盤形成支援事業「京都における工芸文化の総合的研究」(立命館大学)木立研究室では、研究成果としての連続展覧会「丹波・篠窯あと跡群の最新成果一歩いて調べた須恵器生産一」、「近代友禅デザインの仮想と現実"デザイン原画とデジタルミュージアム"」を開催予定

10月29日(月)から11月26日(月)
9時30分~17時
休館日(土日祝は休館)

立命館大学衣笠キャンパス アート・リサーチセンター閲覧展示室(1階)




講演でお世話になった木立先生。
近代友禅デザインの図案等を収集しデジタル・アーカイブを行ってきた。
その資料価値について企画展などで展示・公開し、図案の価値について訴え続けてきた。

我々京友禅を扱う者は、技術的に物事を見てしまいがちですが、木立先生はこれまでの友禅の歴史に残る物と捉え一万点以上収集してきました。
私も以前何点か拝見させて頂きました。その時は、一部価値が有るのかと考えさせる物も有りましたが、木立先生とお話しする中で、「価値とは何か?」と思い始め、歴史的に捉えると分業で有る京友禅は、技術的な事よりも、人と人のつながりで出来る事が重要と思える様になりました。
縮小し続ける京友禅、時代と共にデザインや技術も変わって行く中で、今回の展示は私にとってとても興味が有り、11月中頃見に行く予定です。
是非ご覧下さい。
スポンサーサイト

制作No.2 (京友禅が出来るまで)

No.2では糊置きと友禅です。

その前に、何故直接生地に描くのかをご説明致します。
雑誌等でよく原寸大の紙に下絵を書き、下からライトで照らして生地に書き写すイメージを持っている方が多いでしょう。

私が頼んでいる職人さは、筆の流れを生かす為に直接描くのです。
写しですと、筆の流れ等が死んでしまうからです。
すべて美しさが優先です。

糊置きですが、青花で書いた下絵になぞって糊を置いて行くのですが、筆で描いて有ると、絵の力強い所や流れ等が理解しやすい点などが有ります。
下絵職人の癖や移行が理解していないと、美しい下絵がだいなしです。

又、糊の配合も各職人で違いがあり、次に続く友禅にも影響が出ます。

さて屏風図帯ですが、京呉服 不二屋の看板商品ですから力強く友禅を挿して頂く訳ですが、絵画の様に眺めていても飽きない、帯として締めて頂いた時も、季節感のある大胆な友禅でなければなりません。
なので絵に遠近感をだす為に、時間をかけハケボカシや、落とし込みなどの技法をふんだんに使って頂きました。

特に注意した事は、ただ力強いだけでは無く、色自体に明暗を表現し、重なりあう絵にも立体感を付ける事。
又、最も大変だったのは、今回は3本がつながる絵なので3本の配色バランスでした。

No.1で説明した様に、染匠の方が職人に指示しているので、出来上がりのイメージができている私と染匠のイメージが共有できていないと、違った物になりがちです。
ですから、何年も作り続ける事が1番大事なことで、私自身も、技法を熟知していないと指示出来ません。

今回の屏風図帯は3本では終わらず、季節の移り変わりを表現しながら、ずっと続けて行く事にしました。
いつの日か、お買い上げ頂いたお客様全員に集まって頂いて、繋がって頂く事が夢です。













次回は冬の季節感を出し、雪の屏風図帯を製作致します。
お楽しみに。
プロフィール

京呉服不二屋

Author:京呉服不二屋
『京呉服不二屋』公式サイトへ

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。