この寒さに「羽織」

今年に入り、さらに寒さが増しました。
先日、お客様でコートも羽織もないまま、何年もやってきた方がいらっしゃいました。
年内はショールで何とか乗り切れますが、年を越すとショールだけでは厳しくなるようです。
でも一、二度の為にコートを作ってもと思われていたようですが、今年はとにかく寒いので、
決心されたようです。
今どきの方は、やはり羽織りが着やすく、抵抗がないように思います。
そのお客様も、コートよりも羽織が欲しいということで、無地感の薄い草色のものをお買いもとめました。
着物地を選ぶには、お持ちの着物に合うもの、そして品よく見えるものが、おすすめです。
綺麗な色目や、品よく見えるものでないと、羽織なので野暮なものとなってしまいがちです。
前に繁華街で、羽織を着ていた方が、シンプルな羽織と着物に、鮮やかな帯をしていたのがとても、
かっこよく映りました。やはり奥ゆかしさも素敵ですが、帯を見せることのできる羽織は、いいものですね。
逆に、派手な羽織に静かな帯で着飾っても、羽織のかっこ良さが強調されて、とてもいいものです。
気に入った着物で、仕立直しても重宝する一品となります。
是非チャレンジしてみて下さい。
京呉服 不二屋
雪持ち
東京に初雪です。
昨年より6日早いそうですが、夜まで降るのでかなり積もりそうです。
各地で成人式が行われていますが、何故、成人式に振袖を着るのでしょうか?
それは日本の着物が民族衣装で有り、二十歳が大人の仲間入りの儀式だからです。
簡単言うと、未婚の女性が着る振袖が第一礼装で正装で有るからです。ですから、二十歳で既婚者で有ると振袖を着るのは、間違いです。
更に未婚者で有れば、何歳でも振袖を着る事はOKです。
例「黒柳徹子さん」は徹子の部屋で振袖を良く着られています。
平安時代~安土桃山時代に裳着(もぎ)と言われ、成人(12~16歳)した女の子に裳を着せ、親として結婚しても良いと言う意識の儀式が、今の成人式につながったと思います。
江戸時代に入ると、奥ゆかしい女性はサインとして、男性からの求愛に対し、「好き」と伝える時は袖を左右に振り、「嫌い」は前後に振る事で意思表示したのが、今でも恋愛で「振る」「振られる」と言う言葉が使われているのは、この事です。
既婚者になると女性は袖を振る必要が無いので、袖が短い留袖や訪問着を着る様になりました。
着物には色々なTPOや意味が有るのも日本としての文化ですね。

昨年より6日早いそうですが、夜まで降るのでかなり積もりそうです。
各地で成人式が行われていますが、何故、成人式に振袖を着るのでしょうか?
それは日本の着物が民族衣装で有り、二十歳が大人の仲間入りの儀式だからです。
簡単言うと、未婚の女性が着る振袖が第一礼装で正装で有るからです。ですから、二十歳で既婚者で有ると振袖を着るのは、間違いです。
更に未婚者で有れば、何歳でも振袖を着る事はOKです。
例「黒柳徹子さん」は徹子の部屋で振袖を良く着られています。
平安時代~安土桃山時代に裳着(もぎ)と言われ、成人(12~16歳)した女の子に裳を着せ、親として結婚しても良いと言う意識の儀式が、今の成人式につながったと思います。
江戸時代に入ると、奥ゆかしい女性はサインとして、男性からの求愛に対し、「好き」と伝える時は袖を左右に振り、「嫌い」は前後に振る事で意思表示したのが、今でも恋愛で「振る」「振られる」と言う言葉が使われているのは、この事です。
既婚者になると女性は袖を振る必要が無いので、袖が短い留袖や訪問着を着る様になりました。
着物には色々なTPOや意味が有るのも日本としての文化ですね。

