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制作No.1(京友禅が出来るまで)

秋の気配が風に乗ってやって来ました。

私の秋個展も9月22日(土)から27日(木)に行ないます。残り数日、気合で頑張ります。

今回ご紹介するのは、6月のブログで書いた看板商品(絵巻物、帯は掛け軸)に続く屏風図帯の出来るまでをご紹介致します。
屏風図帯は3本の帯を屏風の様に3本並べ、絵が繋がっている大胆な構図になっています。
ですから、3姉妹の方か、仲の良いお友達3人に買って頂く事になります。(笑い)
当然、単体で締めて頂いてもクオリティの高い帯ですし、見ても楽しく、締めても季節を感じられる、遊び心の有る帯になるでしょう。

さて、どの様に作るかと言うと、まずコンセプトを決めます。
次に、アイテムごとにコーディネートを考え、資料集めの為に図書館等に通います。
それでも中々アイディアは出ないのが殆どで、頭の中はアイディアの事でパンパンになります。(こんな事を、サラリーマンの時から25年も続けています。やはり、売る事より考えて作る方が好きなのかもしれません。)


コンセプトに合った商品は、1点づつでは無くトータルで考えます。売る為の商品を企画するのですが、お客様に楽しんで頂ける商品かどうかを大事にしています。

そして思いついたら描きます。寸法が決まっている着物や帯は、何度も描き、空間でモダンを作り出します。


写真が見え辛くてすみません

有る程度デザインが決まったら、PCに参考になる資料をスキャンし、イメージした色を出します。さらに色見本から色を選び、イメージをふくらませます。

あえて白黒です。

当然1枚ではないので、ここまでの作業は半年前の事です。

今度は、ひとつひとつのデザインを、どの染匠(お誂え悉皆)の方にお願いするかを決めます。染匠の方にも得手不得手が有るので悩みどころです。
今回の屏風図帯は、1番お付き合いの長い方にお願いしました。

デザインが揃ったら京都に行き、染匠の方とデザインをもとに商品イメージを話し会います。ここでのポイントは、デザインを見せる事よりも、イメージを共有する事。話し合っているうちに、イメージが共有出来る様になって来ます。
しかし、初めから言葉やデザインで共有出来る様にはなりません。長年相手を信頼し、作り続ける事が1番大事な事です。

京友禅の素晴らしさは、分業制で物を作る事です。分業制は染匠の方が各職人に伝える役目ですから、染匠の方のアイディアや加工方法など、引き出しが多い程イメージ以上の物が出来上がります。
染匠の方に有る程度お任せする事で、素晴らしい作品になります。

染匠の方とイメージを共有した後、下絵職人さんの所に一緒に行き、細かくデザインを元に話し合います。
私は一度東京に戻り、下絵職人によって原寸大の紙にアウトラインが出来たら郵送して頂き、全体の流れや、空間が作り出すモダンさをチェックし、送り返します。何度かやり取りをした後、完成したら、下絵職人の方に直接生地に青花で描いて頂きます。



下絵職人さんが直接生地に青花で描いて頂きました。



次に、染匠の方と一緒に、友禅(染色)屋さんと話し合いをします。

次回は友禅からの制作No.2をお伝え致します。

大事な事を忘れていました!
同時進行で屏風図に似合った生地も開発します。生地の開発話しは長くなるので又今度にします。
尚、屏風図帯の構図等は、特許申請中です。
では、お楽しみに!
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