FC2ブログ

制作No.2 (京友禅が出来るまで)

No.2では糊置きと友禅です。

その前に、何故直接生地に描くのかをご説明致します。
雑誌等でよく原寸大の紙に下絵を書き、下からライトで照らして生地に書き写すイメージを持っている方が多いでしょう。

私が頼んでいる職人さは、筆の流れを生かす為に直接描くのです。
写しですと、筆の流れ等が死んでしまうからです。
すべて美しさが優先です。

糊置きですが、青花で書いた下絵になぞって糊を置いて行くのですが、筆で描いて有ると、絵の力強い所や流れ等が理解しやすい点などが有ります。
下絵職人の癖や移行が理解していないと、美しい下絵がだいなしです。

又、糊の配合も各職人で違いがあり、次に続く友禅にも影響が出ます。

さて屏風図帯ですが、京呉服 不二屋の看板商品ですから力強く友禅を挿して頂く訳ですが、絵画の様に眺めていても飽きない、帯として締めて頂いた時も、季節感のある大胆な友禅でなければなりません。
なので絵に遠近感をだす為に、時間をかけハケボカシや、落とし込みなどの技法をふんだんに使って頂きました。

特に注意した事は、ただ力強いだけでは無く、色自体に明暗を表現し、重なりあう絵にも立体感を付ける事。
又、最も大変だったのは、今回は3本がつながる絵なので3本の配色バランスでした。

No.1で説明した様に、染匠の方が職人に指示しているので、出来上がりのイメージができている私と染匠のイメージが共有できていないと、違った物になりがちです。
ですから、何年も作り続ける事が1番大事なことで、私自身も、技法を熟知していないと指示出来ません。

今回の屏風図帯は3本では終わらず、季節の移り変わりを表現しながら、ずっと続けて行く事にしました。
いつの日か、お買い上げ頂いたお客様全員に集まって頂いて、繋がって頂く事が夢です。













次回は冬の季節感を出し、雪の屏風図帯を製作致します。
お楽しみに。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

京呉服不二屋

Author:京呉服不二屋
『京呉服不二屋』公式サイトへ

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク