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ZONEきものデザイン研究所

私は、8年間毎月京都に通い、不二屋の作品を制作し完全分業制のシステムを取得してきました。

京友禅の技法は「手描き友禅」と「型友禅」の2種類の技法があります。

手描き友禅は江戸時代の元禄期、京都の扇絵師「宮崎友禅斉」の描く扇絵が人気となり、その画風を着物の意匠に取り入れたのがはじまりとされています。
その最大の特徴は、布地に下絵を描き、さらに糸目糊を使って下絵の上に模様の輪郭を書く「糸目糊」という技法です。
このことから「手描き友禅」と呼ばれ、今日の京友禅の基礎となっています。

他方「型友禅」は、手描きで行う行程を、型紙を使って行う技法で、明治時代に合成染料の登場により開発されました。
型紙を繰り返し使用出来るために量産が可能となったため、京友禅の普及に大きな役割を果たしました。

この2つの技法に共通していえることは、熟練の職人の手によってのみ作り得るということ、そこが、京友禅の伝統工芸品たる所以です。

しかし、現状では消費者が、京友禅の信頼出来る情報を得られにくい環境であり、景気も悪いため安価な加工品も多く見られます。

そんな中、大きな危機感が芽生えました。
後継者不足、顧客ニーズとのズレ、素晴らしい技術の衰退、それに伴い縮小し続ける業界規模・・・

これらは、この業界の誰もが気づいていながら先送りしてきた問題の数々です。
それならば、分業制のシステムを知った私自身の手で、様々な問題を少しでも解決したい。

オリジナル京友禅のみで販売してきた経験を生かして、ZONE TEAMを立ち上げプロデュースして行こうと思ったのです。

現在、白生地の開発から手描き友禅、型友禅のデザインまで、京友禅のすべてを提案し制作するメーカーは業界には、略存在しません。

それは、生産する過程が分業だからなのです。

手描き友禅と型友禅などの制作するプロデューサー(染匠)は違う方々が制作しているためです。
白生地にいたっては、白生地問屋に頼まなければならないシステムなのです。

我々ZONE TEAMは京友禅の全ての制作をプロデュース出来る着物メーカー、言わば京友禅の「企画・製作者集団」です。

それが分業から協業への新しいスタイルです。

我々のコンセプトは
【素晴らしき京友禅を伝え、遺すために】

続く・・・
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